サラ金業界の晩餐

消費者金融やキャッシングにどういう伝統があるのか、つぶさに解き明かしていきます。
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風土/2/

2007.09.01 Saturday | -

「ギリシャには陰がない」
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和辻哲郎著「風土」の一節だが、
湿気を含まない空気の醸す明るさを
巧みに描写した一節でもある。

地中海観光の一角を占める
イタリアはローマへと足を運ぶと、
すぐに気温と体感温度との差に驚くことになる。

湿度が低いために、日本にいるときには
考えられないような気温に心地よさを覚える。
また、日本では心地良いはずの気温で
肌寒さを覚えることにもなる。

そして山火事で揺れ動くギリシャの降水量は、
そんなローマの約半分ほどである。

放火によると見られるギリシャの山火事は
小康状態への兆しを見せてはいるものの、
まだ完全消火にはほど遠い状況。

雨期である冬の日でさえも
「澄み渡る碧空、輝き透る天日」こそが
ギリシャの仰ぐ空であり続けてきた。

ギリシャの空からいちはやく
「陰」が無くなることを願って止まない。
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風土

2007.04.04 Wednesday | -

「地中海は死の海と言ってよいほどに生物が少ない。
 黒潮の海は無限に豊穣な海であるが、
 地中海は痩せ海である。
 地中海が荒涼な印象を与えたことは決して偶然ではなかった。
 それはいわば海の砂漠である。
 そこには本来『海の幸』が乏しい」
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反古典の政治経済学

2007.03.25 Sunday | -

「環境のあるべき秩序のイメージを掲げようとするとき、
 正義の主導権争いが始まる。
 いうまでもなく、各国・各地域はそれぞれに
 固有な歴史的記憶をもっている。
 たとえば、『地球に緑を』という場合にも、
 米作農耕の社会、麦作中心の社会、根栽中心の社会、
 遊牧社会のいずれであったかによって
 当然人々のイメージは異なるだろう。
 (中略)
 要するに、理想の生態的秩序の観念は、
 国や地域によって違うのである。
 環境についての秩序の観念は、
 強大な世界権力が確立されでもしないかぎり、
 とうぶんのところ統一され単数化されることはないだろう」
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ご挨拶。

2006.10.25 Wednesday | はじめに

財務省がまだ大蔵省と呼ばれていた頃、
炎天下の官庁訪問を無事に終えて
二次試験もつつがなくパスした内々定者たちに対し、
ある図書リストが配られていました。

著者とタイトル、出版年と出版元が
ざっと20ほど簡単に書かれた一枚のリスト。
「卒業までにこれくらいは読んでおけ」、
そういう意味が込められた推薦図書でした。

政治家に学者、そしてジャーナリストなど、
大蔵省の伝統的価値観がつぶさに見て取れるものばかり。
ただ、そんな中にちょっと変わり種が(失礼。

・岩井克人「21世紀の資本主義論」

岩井克人といえば「貨幣論」で有名です。
世代によっては先に頭を過ぎるのは
「ヴェニスの商人の資本論」かもしれません。

ともかく、貨幣はどうして貨幣足りうるか、
借金を介した人間模様の変遷等々、
青臭い書生論を脱した考察で名が通っています。
この氏の現実的考察を紐解きつつ、
かつて街金と呼ばれていた消費者金融の
現代へと続く変遷を考察していきます。
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