サラ金業界の晩餐

消費者金融やキャッシングにどういう伝統があるのか、つぶさに解き明かしていきます。
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ご挨拶。

2006.10.25 Wednesday | はじめに

大蔵省がまだ財務省と呼ばれていた頃、
炎天下の官庁訪問を無事に終えて
二次試験もつつがなくパスした内々定者たちに対し、
ある図書リストが配られていました。

著者とタイトル、出版年と出版元が
ざっと20ほど簡単に書かれた一枚のリスト。
「卒業までにこれくらいは読んでおけ」、
そういう意味が込められた推薦図書でした。

政治家に学者、そしてジャーナリストなど、
大蔵省の伝統的価値観がつぶさに見て取れるものばかり。
ただ、そんな中にちょっと変わり種が(失礼。

・岩井克人「21世紀の資本主義論」

岩井克人といえば「貨幣論」で有名です。
世代によっては先に頭を過ぎるのは
「ヴェニスの商人の資本論」かもしれません。

ともかく、貨幣はどうして貨幣足りうるか、
借金を介した人間模様の変遷等々、
青臭い書生論を脱した考察で名が通っています。
この氏の現実的考察を紐解きつつ、
かつて街金と呼ばれていた消費者金融の
現代へと続く変遷を考察していきます。
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